逆縁
ぎゃくえん
名詞
標準
bad deed which ultimately results in the creation of a good Buddhist
文例 · 用例
逆縁に遇つた姉と鶴吉との念仏の掌に、雪が後から/\降りかゝつた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
苧殻の燃さし、藁の人形を揃えて、くべて、逆縁ながらと、土瓶をしたんで、ざあ、ちゅうと皆消えると、夜あらしが、颯と吹いて、月が真暗になって、しんとする。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
「逆縁ながら、といっては間違いかね、手を曳いてあげようか。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
いでや新身の切れ味見せて、逆縁の引導渡し呉れむと陣太刀長やかに抜き放ち、青眼に構へて足法乱さず、切尖するどく詰め寄り来る。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
逆縁ながら綱手の仇敵へ、斉彬公の御家来として、妾は、お立合を、お願い申します」 七瀬は、懐へ手を入れて、秘めていた脇差を取出した。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
僧は磯辺に立つてゐる一本の松が、松風村雨の旧跡だと聞いて逆縁ではあるが弔つたと語る。
— 野口米次郎 『能楽論』 青空文庫
相手を祝福する動機によって結縁したいわゆる「順縁」の場合のみならず、相手を呪誼する動機によって結縁した(たとえば相手と口論したることが動機となって結縁したるがごとき)「逆縁」の場合においてもなおその相手と少しも触れ合うことのできなかった「無縁」の場合よりは感謝したい気がする。
— 倉田百三 『愛と認識との出発』 青空文庫
「逆縁ながらそれではひとつ、敵討に出かけてやるかな」と、私は笑つて云つたりした。
— 葛西善藏 『不良兒』 青空文庫
標準
older person conducting a funeral service for a younger relative, in particular, a parent for a child