ことん
ことん
副詞-と
標準
clunk
文例 · 用例
○井上さんにはとことん迄御世話をかけて済まんと思います。
— 附・戦線便り 『陣中日誌(遺稿)』 青空文庫
気を落ちつけて聞くと淙々と鳴りひびく川音のほかに水車のことんことんと廻る音がかすかに聞こえるようでもある。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
嘴を引傾げて、ことんことんと案じてみれば、われらは、これ、余り性の善い夥間でないな。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
一しきり昼寝して起きて従妹に羊羹を切らせ、おやつにして居ると、障子の外で、ことん、ことん、廊下を踏む足音がする。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
試みたいと思う技法は、とことんまでも駆使すべきです。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
この上なしの・とことんの・本気にだぜ。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
鴨居から蚊帳の上に何かことんと落ちて来てくるくると走りだした。
— 田中貢太郎 『魔王物語』 青空文庫
僕はこの秘密をとことんの結果までたどって行った。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
重い本棚が床に倒れ、「ことん」という大きな音が響いた。
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ドアが勢いよく閉まり、「ことん」と寂しげな音がした。
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電話が鳴り止んだ後、受話器がテーブルに置かれ、「ことん」と小さな音がした。
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