霊人
れいじん
名詞
標準
文例 · 用例
我ながら変な気持がするよ」「覚明様は一面霊人、他面魔物にございますよ」 こう怖そうに云ったのは、片眼潰れている若者であった。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
前に戦死と認知されて、死亡通知の発せられた幽霊人だった。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
熊野比丘尼の一種に、清寿と言ふものがあつたらしい――白霊人書・水茎のあと――のだ。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
怪老人は、ぶきみな人形ばかり作っているというのですから、廊下に幽霊人形がぶらさげてあっても、べつにふしぎではありません。
— 江戸川乱歩 『魔法人形』 青空文庫
しかも、それがみんな、ゾッとするようなおばけ人形、幽霊人形ばかりなのです。
— 江戸川乱歩 『魔法人形』 青空文庫
又妙な笑い声を立てながら、そのか細い幽霊人形の手を払いのけようとした。
— 江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 青空文庫
それから竹藪の迷路の中心に達するまで、人形は怖くないと云うものの、ガサガサと藪をゆすって飛び出すからくり仕掛けのお化人形、幽霊人形に、珠子は幾度胆を冷したことであろう。
— 江戸川乱歩 『妖虫』 青空文庫