髪の薄い
かみのうすい
形容詞
標準
thin haired
文例 · 用例
」と井山という眼のしょぼしょぼした頭髪の薄い、痩方の紳士が促した。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
髪の薄い天窓を真俯向けにして、土瓶やら、茶碗やら、解かけた風呂敷包、混雑に職員のが散ばったが、その控えた前だけ整然として、硯箱を右手へ引附け、一冊覚書らしいのを熟と視めていたのが、抜上った額の広い、鼻のすっと隆い、髯の無い、頤の細い、眉のくっきりした顔を上げた、雑所という教頭心得。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
使って見せてね」 髪の薄い夫はよしよしといった。
— 岡本かの子 『百喩経』 青空文庫
杯盤の世話を焼いているのは、色の蒼い、髪の薄い、目が好く働いて、しかも不愛相な年増で、これが主人の女房らしい。
— 森鴎外 『鼠坂』 青空文庫
四十四、五の頭髪の薄い主は、古い折り鞄からいろいろの書類を取り出してしきりに何やら調べていた。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
「元園町の先生は先刻から御待兼でございます」 と髪の薄い女中が言うと、年嵩な方の女中がそれを引取って、至極|慇懃な調子で、「岸本先生もしばらく御見えに成りませんから、どうなすったろうッて皆で御噂を申しておりましたよ。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
「しかし、私は何時までも先生にそうしていて頂きたいと思います」と復た髪の薄い方の女中が言った。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
「一体、この男は馬鹿です」「ヨウヨウ」と髪の薄い女中は手を打って笑った。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
作例 · 標準
「最近、鏡を見るたびに髪の薄い部分が広がっている気がして、夜も眠れないほど不安なんだ」
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彼は髪の薄いことを隠そうとせず、むしろ潔く短髪にして周りからの好感度をぐんと上げた。
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集合写真の一番後ろで、優しそうな笑顔を浮かべている髪の薄い男性が、私の恩師の田中先生です。
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