逃げを打つ
にげをうつ
表現Godan verb with 'tsu' ending
標準
to (prepare to) run away (from one's responsibilities, etc.)
文例 · 用例
この場合唯一の方法は、「あれは戯談ぢや」と逃げを打つことでしたが、大名といふものは、仮にも戯談なぞ言ふものではないと、常々からたしなめられてゐましたから、さうも言へませんでした。
— 薄田泣菫 『利休と遠州』 青空文庫
松山はもう三十四五の、女房も子もある男だつたが、さう云ふことが女に知れてから、逃げを打つやうになつた。
— 徳田秋声 『のらもの』 青空文庫
そんなに慌てて逃げを打つことはないと思うわ。
— 森本薫 『華々しき一族』 青空文庫
11.彼は巧みに逃げを打つ。
— 關口存男 『新獨逸語文法教程解説』 青空文庫
林も事前に逃げを打つて「魯西亞人――再渡之節は應接致し方餘程六ヶ敷可相成――月末迄には筒井肥前守川路左衞門尉も歸都可被致候間――引續き兩人にて取扱候樣宜敷被仰渡候樣、前々御申上置可被下候――」と江戸老中宛に書いてゐる。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
源三郎は受け取って、「今さら逃げを打つこともできまい。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
さうして意地を通してさへやつたら、却つて後は機嫌が直つて、それには及ばぬと云ふことになつたかも知れないのに、道理のないところへ道理をつけて、逃げを打つた。
— 谷崎潤一郎 『猫と庄造と二人のをんな』 青空文庫
」「深水は逃げを打つたらしいんだ。
— 岸田國士 『双面神』 青空文庫
作例 · 標準
彼は形勢が不利だと悟るやいなや、適当な理由をつけて逃げを打った。
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追及の手が及ぶ前に、汚職に関わった政治家たちは早々に逃げを打った。
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「最初から逃げを打つような姿勢では、到底この勝負には勝てないぞ」
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