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土蜘蛛

つちぐも
名詞
1
標準
Atypus karschi (Asian species of mygalomorph spider)
文例 · 用例
男はそのかみ、神武御東征のとき、偽者土蜘蛛と呼ばれ、来目の子等によって征服されて帰順した、一党の裔であった。
岡本かの子 富士 青空文庫
彼は強いままに当時の上司の命を受けて、東国の界隈の土蜘蛛の残りの裔を討伐に向った。
岡本かの子 富士 青空文庫
鳥か、獣か、それともやっぱり土蜘蛛の類かと、訪ねると、……その頃六十ばかりだった織次の祖母さんが、「あれはの、二股坂の庄屋殿じゃ。
泉鏡花 国貞えがく 青空文庫
こなたは、盛りは四天王、金札打った独武者、羅生門よし、土蜘蛛よし、※々、狼ももって来なで、萌黄、緋縅、卯の花縅、小桜を黄に返したる年増交りに、十有余人の郎党を、象牙の撥に従えながら、寄すれば色ある浪に砕けて、名所の松は月下に独り、従容として名を得る口惜しさ。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
かと思へば、目の前に近いのは、あらう事か、鬼の首を古綿で面形に取つた形に、靄がむら/\と瓦斯燈の其の消えたあとに蟠つて、怪しく土蜘蛛の形を顯し、同じ透間から吹く息も、これは可恐しい絲を手繰つて、天へ投掛け、地に敷き展べ、宙に綾取る。
泉鏡太郎 三人の盲の話 青空文庫
」「可厭な、土蜘蛛見たやうな。
泉鏡太郎 艶書 青空文庫
…… 婦が言つた、土蜘蛛の如く、横這ひに、踞んだなりで、坂をずる/\と摺つては、摺つては來て、所々、一本、一輪、途中へ棄てた、いろ/\の花を取つては嗅ぎ、嘗めるやうに嗅いでは、摺つては來、摺つては來た。
泉鏡太郎 艶書 青空文庫
トあれ見よ、其の頭を慕つて、並木の松の枝から枝へ、土蜘蛛の如き黒猫がぐる/\と舞ひながら。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
作例 · 標準
その洞窟の奥には、珍しい土蜘蛛が生息していると聞いている。
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土蜘蛛は地中に巣穴を掘り、獲物を待ち伏せする。
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昆虫図鑑で土蜘蛛の特徴を調べてみた。
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2
標準
tsuchigumo (people of ancient Japan who were not subjects of the Yamato court)
作例 · 標準
古代の歴史書には、朝廷に従わない土蜘蛛の記述が見られる。
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山間部に住む土蜘蛛は、独自の文化を持っていたとされる。
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大和朝廷は、土蜘蛛を征服し、支配を広げていった。
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ウィキペディア

土蜘蛛/土雲(つちぐも)は、上古の日本においてヤマト王権・大王(天皇)に恭順しなかった土豪たちを示す名称である。各地に存在しており、単一の勢力の名ではない。また同様の存在は国栖(くず)八握脛、八束脛(やつかはぎ)大蜘蛛(おおぐも)とも呼ばれる。「つか」は長さを示す単位であり、八束脛はすねが長いという意味である。

出典: 土蜘蛛 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0