迦具
迦具
名詞
標準
文例 · 用例
……あゝ迦具土の神の鐵車を驅つて大都會を燒亡す車輪の轟くかと疑はれた。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
迦具工はなつかしい!
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
『古事記』には火之迦具土神を生ますに御陰炙かれて崩りましぬ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
いと熱き火の迦具土の言葉とも知らずほのかに心染めてき 今思へば、母の胎をさへ焼いたといふ赤熱した雷火のやうな言葉だつたのを、さうとも知らず、やさしいことを言ふものだと思つてなつかしい心持さへ起したが、未熟な少女心とは云へ見当違ひもひどかつた、と生成した心は思ふのである。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
この時は余程心を悩まされたものと見え この度は命危ふし母を焼く迦具土二人我が胎に居る とも作られてゐる。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
明治の新派和歌では、服部躬治氏の試みられた安房歌(「迦具土」)が此種の最初のものであらうが、全体的に生命が律動してゐない。
— 折口信夫 『短歌の口語的発想』 青空文庫
火神|迦具土神は、伊弉冊神の子なり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
「迦具」の義は、かがやくなり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫