飛び歩く
とびあるく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to walk about
文例 · 用例
人間が地上ばかりを歩いている間は普通の地図で足りるが、空を飛び歩くようになった今日では航空用の地図が必要になった。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
猿飛佐助は、そなたの前から、今宵限りに姿を消して、あとは気任せ、足任せ、時には飛行の一足飛びに、日本全土飛び歩く、忍術道中の草鞋をはいて、はいて捨てるは毒舌三昧、ああこれからが面白いが、そなたに別れるこの苦しさは、少し旅寝の枕を濡らそう。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
正月そうそう飛び歩くのはぞっとしねえが、しかたがねえや。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
これから日を逐うて寒さが加はり、朝霜が白くおいた凍土の上を、着膨れて鞠のやうに円くなつた雀たちが、いたいたしさうに小刻みに飛び歩く十一月の末頃ともなれば、この青道心のかちかちに頑だつた青頭も、いつのまにかふつくりと黄熟する。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
――といふのは、氏は何よりも夜が好きなので、いつも夕方になると、ナハチガルのやうに、ふらりと巣を飛び出した儘、明方近くまで彼方此方を枝移りして飛び歩くのが癖になつてゐるからだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
あの赤はだかに毛を拔かれた鳥がヒヨイ/\飛び歩くのを見るほど、むごいものは無いと思ひました。
— 島崎藤村 『ふるさと』 青空文庫
ジヤズの音に踊らされて地上を飛び歩くやうな奇妙に哀しい切ない恰好は無数の泣号のなかから湧いて出た一つの幻かもしれない。
— 原民喜 『火の子供』 青空文庫
飛行機は羽根で飛ぶのでないが、空中を飛び歩くという点にいたってはやや多年の理想を実現したものといって差し支えない。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
作例 · 標準
営業マンの彼は、毎日何軒もの取引先を忙しく飛び歩いている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
週末は趣味の食べ歩きのために、都内の有名店をいくつも飛び歩くのが日課だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
選挙期間中、候補者は支持を求めて選挙区内を必死に飛び歩いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview