莎草科
かやつりぐさか
名詞
標準
文例 · 用例
私はまた莎草科の一種である「しまてんつき」が熱湯の流れているところに最も鮮やかな色を見せて茂っており冷めた湯の流れているところでは貧弱な生存を続けているのを見た。
— 菊池幽芳 『雲仙岳』 青空文庫
上の灌園の文にも不忍池に生じていたことがあり、私も明治二十何年かに大いにそれが繁殖してヌマガヤツリ(Cyperus glomeratus L.)と共に生えていて松田定久君と共に心ゆくまで採集したことがあったが、その時たまたまこれらの莎草科品の大当り年であった。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
東寄りの方には矮小な黒檜白檜の一叢が沙漠の沃地を見るが如くに碁布しているけれども、其他は茫々たる草原で、五、六寸から一尺あまりに延びた禾本科や莎草科の植物が吹き募る東南の風に靡いている。
— 木暮理太郎 『秋の鬼怒沼』 青空文庫