半幅
はんはば
名詞
標準
half-width cloth (approx. 18 cm)
文例 · 用例
目の前へ――水が、向う岸から両岐に尖って切れて、一幅裾拡がりに、風に半幅を絞った形に、薄い水脚が立った、と思うと、真黒な面がぬいと出ました。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
兩國夜景 揃ひの浴衣は、染違ひに半幅に筑波山をかさねて水に映つた心持の繪柄、半幅には、筑波根を流して涼し隅田川と龍耳宗匠の句を染めぬいたものだつた。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
紫の矢がすり銘仙の着物を短く裾あげして、その上に真赤な半幅の帯をしめ、こげ茶色の長い袴をはいた。
— 海野十三 『棺桶の花嫁』 青空文庫
私も、祕藏の袖の長い衣服を着せられ、半幅の白木綿を兵子帶にして、皆と一緒に行つたが、黒い洋服を着た高島先生は、常よりも一層立派に見えた。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
私も、秘蔵の袖の長い衣服を着せられ、半幅の白木綿を兵児帯にして、皆と一緒に行つたが、黒い洋服を着た高島先生は、常よりも一層立派に見えた。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
その晩は、仕事のために半徹夜をして、あくる朝目がさめると、私は後手で半幅帯をしめながら二階を下り、「――どうした?
— 宮本百合子 『電車の見えない電車通り』 青空文庫
久留米絣の元禄袖の着物に赤いモスリンの半幅帯を貝の口に結んだ跣足の娘の姿は、それなり上野から八時間ほど汽車にのせて北へ行った福島の田舎の祖母の黒光りのする台所へも現われた。
— 宮本百合子 『青春』 青空文庫
白い縞の博多の半幅帯をちょっとしめて、襟のかかったふだん着に素足で、髪もくるくるとまいたままで、うちへ来てくれた。
— 宮本百合子 『なつかしい仲間』 青空文庫
作例 · 標準
着物用の帯には、半幅帯と全幅帯がある。
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この反物は、通常の半分ほどの半幅だ。
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半幅の布を使って、手作りのブックカバーを作った。
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