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鳥黐

とりもち
名詞
1
標準
文例 · 用例
かれは手甲脚絆の身軽な扮装で、長い竹の継竿を持っていたが、その竿にたくさんの鳥黐が付いているのを見て、それが鳥さしであることを半七はすぐに覚った。
鷹のゆくえ 半七捕物帳 青空文庫
蝉やとんぼを捕る子供の黐竿とは違って、本職の鳥さしの鳥黐であるから、お杉は右の横鬢から銀杏返しの根へかけてべっとりとねばりついた黐をどうすることも出来なかった。
鷹のゆくえ 半七捕物帳 青空文庫
毎日手馴れている仕事であるから、雀の羽にねばりついていた鳥黐もたちまち綺麗に洗い落された。
鷹のゆくえ 半七捕物帳 青空文庫
社のある山の径三町ばかり全山樹をもって蔽われ、まことに神威灼然たりしに、例の基本財産作るとて大部分の冬青林を伐り尽させ、神池にその木を浸して鳥黐を作らしむ。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
」「そんな鳥黐桶へ足突っこむようなこと、わしらかなわんわ。
横光利一 南北 青空文庫
ねばいねばい鳥黐の輪が、伸縮自在を暗示して、置かれてあるとみなさなければならない。
国枝史郎 任侠二刀流 青空文庫
釣竿のような竹の先に、鳥黐をぬりつけたのを、力一杯うち振って蝙蝠を捕えようとしました。
――近代説話―― 古木 青空文庫
子供をも大人をも本能的に抱き込む、鳥黐のような粘り気のある力だった。
豊島与志雄 幻の彼方 青空文庫
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鳥黐(とりもち)は、鳥や昆虫を捕まえるのに使うゴム状の粘着性の物質。学術上はロウに属する。

出典: 鳥黐 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0