一旬
いちじゅん
名詞
標準
ten days
文例 · 用例
竹田詩話に「余遊鎮、留僅一旬、所知唯四人、曰迂斎、東渓、南陵、石崎士斉、而南陵未及読其作」と云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
前提とは一、宇清蔚は霞亭と偕に竹里に来て、其「留宿三日」には二月二十一日をも含んでゐること、二、霞亭が竹里を去つて市中に住んだ「二旬余」を二十五日と算すること、三、壬申の正月猶梅陽軒に留まること一旬であつたとすることである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
けれども、彼が一旬日ほど以前、聖アレキセイ寺院のジナイーダの室において贏ち得たところの成功が、はたして今回も、繰り返されるであろうかどうか――それがすこぶる危ぶまれた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
僅か一旬のうちに、弦三と素六の兄弟と、優しい母と姉とを喪った彼女は、この次の、父の誕生日に集るであろうところの、僅か半数になった家族のことを想って、胸のせまるのを覚えた。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
麓の村々ではまだ残る厚さにあえいでいるというのに、土用が終わって一旬も過ぎると、奥山の深い谿々の底には、もう冷涼の気が忍びやかにうかがい寄って、崖の小草を悲しませる。
— 佐藤垢石 『香魚と水質』 青空文庫
(二九・一・三)凧々々良い子悪い子なかりけり * 時間的に観ると、首都の兵革も、さいごは一旬のまに過ぎない。
— 吉川英治 『随筆 新平家』 青空文庫
作例 · 標準
手術から一旬が経過し、ようやく歩行訓練を開始できるまでに回復した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
この一旬、連日のように雨が降り続き、田畑の湿害が懸念されている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
一ヶ月を上旬、中旬、下旬と三分割した際、その各々の十日間を一旬と呼ぶ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
苗を植え付けてから一旬ほどで、土から瑞々しい若葉が顔を出し始めた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview