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紅木

こうき
名詞
1
標準
文例 · 用例
どころでない、宿へ皈ると、晩餉の卓子臺もやひ、一銚子の相伴、二つ三つで、赤くなつて、あゝ紅木瓜になつた、と頬邊を壓へながら、山鳥の旦那樣はいゝ男か知ら。
泉鏡花 遺稿 青空文庫
その外には、つぎのあたった木綿縞や紅木綿の襦袢や、パッチが入っていた。
黒島傳治 老夫婦 青空文庫
マホガニイ、白真鍮、鼠色大理石の材料で成層圏の印象を与へる炉を作り、マントルピースの上には紅木爪が寂しく一枝。
岡本かの子 花は勁し 青空文庫
どころでない、宿へ皈ると、晩餉の卓子台もやい、一銚子の相伴、二つ三つで、赤くなって、ああ紅木瓜になった、と頬辺を圧えながら、山鳥の旦那様はいい男か知ら。
遺稿 遺稿 青空文庫
今日は藍丸国王の御誕生日だというので、紅木公爵という、丈の高い、黒い髪を生やした、あの美留女姫のお父様によく肖た総理大臣と、沢山の護衛の兵士に連れられて、お城の北の紫紺樹という樹の林の中に在る、石神の御廟に朝の御参りをしたが、その時沢山の兵士が皆一時に剣を捧げて敬礼をした時の神々しかった事。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
七 眼、耳、鼻、口 藍丸王は翌る朝眼を覚ますと直ぐに身支度を済まして、昨日のように紅木大臣と一所にお城の北の先祖の御廟へ参詣をしたが、それから後は昨日のように種々な大仕掛な出来事は無かった。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
第一番に見つけましたのは、紅木大臣の姉娘で、紅矢の妹の濃紅姫と申しまして、年は十六。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
それでは申し上げますが、あとの二人は二人共、この世に又とない賢い美しい娘で、一人は紅木大臣の末娘|美紅と申し、今一人は南の国に在る多留美という湖の傍に住む藻取という漁師の娘で、名を美留藻と申します。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫