江戸前
えどまえ
名詞頻度ランク #43569 · 青空 6 例
標準
Tokyo style
文例 · 用例
いかにこじつけたくても、フィンランドの鳥獣と東京の高襟や、江戸前の鮨とを連結すべき論理の糸は見つからない。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
蒟蒻、蒲鉾、八ツ頭、おでん屋の鍋の中、混雑と込合って、食物店は、お馴染のぶっ切飴、今川焼、江戸前取り立ての魚焼、と名告を上げると、目の下八寸の鯛焼と銘を打つ。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
江戸前のきりりとして、しかも大まかな女形男優顔の女が、前髪を額に垂らしたり、束髪に網をかけたりしていた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
こいつが江戸前の船頭は必ずそういうようにするので、田舎船頭のせぬことです。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
来たのは江戸前の魚屋で。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
梅水は、以前築地一流の本懐石、江戸前の料理人が庖丁をる。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
片翼になって大道に倒れた裸の浜猫を、ぼての魚屋が拾ってくれ、いまは三河島辺で、そのばさら屋の阿媽だ、と煮こごりの、とけ出したような、みじめな身の上話を茶の伽にしながら――よぼよぼの若旦那が――さすがは江戸前でちっともめげない。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
それに、よく小説などを読んでいたので、植民地あたりの日本の少年達が聞いたこともないような江戸前の言葉さえ知っていた位だ。
— 中島敦 『虎狩』 青空文庫
作例 · 標準
築地市場で仕入れた新鮮な魚介は、まさに江戸前の味だ。
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この寿司ネタは、江戸前の握り方で提供するのが一番旨い。
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「うまい!この醤油の風味、粋な感じが江戸前だね!」
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ウィキペディア
江戸前(えどまえ)とは、江戸城の前の意であり、江戸時代に存在していた「江戸前島」もしくは「佃島」周辺の漁場を指す言葉であった。
出典: 江戸前 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0