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火じろ

ひじろ
名詞
1
標準
sunken hearth
文例 · 用例
(殆んど福々しいと言える位に柔和な笑顔)青年 どうも――百姓 ……(前歯の抜けてしまった大口をパクパク開けて笑いながら、麦こきを続ける)……こんで、暗くなってから家さ戻ったりすると、孫共あ、火じろのわきから俺の方ジロリジロリ見て「おばあ、チョックラ向う向いて見な」などと言いやす。
三好十郎 おりき 青空文庫
んでもほかにどうしよねえから、胸ん中で亭主の無事を念じながら、セッセと火じろを燃やしてたそうだ。
三好十郎 おりき 青空文庫
又、歩く、……へえ、じょうぶ苦労して、やっと戻って来たそうなが、その眠くなっちゃ雪ん中さつっころげてウトウトしかけると、きまって、おデコの辺がムシムシしてな、家の火じろで火が燃えてるのがチラチラ見えたそうな。
三好十郎 おりき 青空文庫
ふむ……そ言ったもんで、どこの家でも、火じろにゃ、火の神さまが住んでござらっしゃらあ、亭主が居る時は、亭主が火を燃す。
三好十郎 おりき 青空文庫
……たとえ、どんな辛え事があっても、へえ、火じろの所から動いちゃならねえづら。
三好十郎 おりき 青空文庫
……亭主のことを、いとしいと思うたら、帰れ、帰って、岩村田の家の火じろの所で、ぶっ坐っていろ。
三好十郎 おりき 青空文庫
そう思って、岩村田の火じろに、ぶっ坐っているだ。
三好十郎 おりき 青空文庫
それがトボトボ二人の後をついて家へ帰って来たのですが、その晩、火じろのわきで金太郎君から金吾老人の話をいろいろききました。
三好十郎 樹氷 青空文庫
作例 · 標準
昔ながらの古民家には、囲炉裏の真ん中に火じろが据えられていた。
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火じろの周りに家族が集まり、暖をとりながら夕食をとるのが日課だった。
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冬の夜、火じろで熾る炭火の赤が、部屋を暖かく照らした。
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