茶沸かし
ちゃわかし
名詞
標準
文例 · 用例
フライパンや紅茶沸かしは云うまでもない。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
砲の前車には燕麦の袋が積込まれて、それに防水布の覆いがかけてあるし、砲身はというと、べた一面に茶沸かしだの、兵隊の背嚢だの小嚢だのが吊り下げられて、その有様たるやさながらに、どうしたわけだか人間や馬にひしひしと取巻かれてしまっている小っちゃな無害の動物といった恰好である。
— ПОЦЕЛУЙ 『接吻』 青空文庫
「おとつゝあ、お茶沸いたぞ」おつぎは戸口へ出て小聲で勘次へ告げた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
「うむ」勘次は喉の底でいつて「※、お茶沸いたとう」彼は又ぶすりといつて蕎麥の手を止めなかつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫