軽佻浮薄
けいちょうふはく
名詞形容動詞
標準
frivolity
文例 · 用例
鶴雄は、学校の先輩であるこの若い作家を、これまで尊敬していたけれど、会っていると、復校願を出すと云ってみたり、「君、恋人あるの」 と、変なことをきいたり、鼻糞をほじったり、軽佻浮薄な男のように感じられてならなかった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
あはは……」 小田の分類によると、三高出身者には、軽佻浮薄派(さしずめ小田がその代表)と、重厚派の二種類あるが、吉井は、「重厚派と見られることを最もいやがっている所の重厚派」であるだけに、ねちねちした口調で、ポツリポツリ語りだした。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
え、へ、へ、……」 小田はペシャリと額をたたいて、例の軽佻浮薄なる笑いを笑うと、「――ところで、昨日のつづきをきこうじゃないか」「つづき……?
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
信吉はふと眉を翳らせて、それが癖の放心しているような虚ろな眼をあげて、きょとんと白い雨足を見ていたが、一つの気分に永く閉じこもることの出来ない信吉はすぐ軽佻浮薄な笑い声にふくませて、「僕は雨男ですね、旅行するときっと雨が降るんですよ。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
義理何とかは三年寿命が縮むと来てやがらア」 パイを並べながら、もう軽佻浮薄な口を利いている、このとりとめなさは一体何であろう。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
レヴュの女優の科白廻しなども、軽佻浮薄めいているからいけないというのではない。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
私が今日ここにお話しいたしましたデンマークとダルガスとにかんする事柄は大いに軽佻浮薄の経世家を警むべきであります。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
伝統的な手法を忘れて、一体に画壇が軽佻浮薄に流れて、いけないと云ふやうなお話をしきりにせられてゐました。
— 上村松園 『旧い記憶を辿つて』 青空文庫
作例 · 標準
彼の軽佻浮薄な言動は、周囲から信用を失わせた。
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彼女は軽佻浮薄に見えるが、実は真面目な一面も持っている。
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軽佻浮薄な考え方では、成功はおぼつかないだろう。
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