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擦れ違う

すれちがう
動詞
1
標準
文例 · 用例
絽でしょう、空色と白とを打合わせの、模様はちょっと分らなかったが、お太鼓に結んだ、白い方が、腰帯に当って水無月の雪を抱いたようで、見る目に、ぞッとして擦れ違う時、その人は、忘れた形に手を垂れた、その両手は力なさそうだったが、幽にぶるぶると肩が揺れたようでした、傍を通った男の気に襲われたものでしょう。
泉鏡花 春昼 青空文庫
擦れ違うさまざまなヴォルトの人体電気。
岡本かの子 豆腐買い 青空文庫
京のどすが大阪のだすと擦れ違うのは山崎あたりゆえ、伏見はなお京言葉である。
織田作之助 青空文庫
擦れ違う人々はびっくりした眼を向けていた。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
唐錦小袖振袖の擦れ違うところにある。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
彼は先に行く武士、擦れ違う武士、宿り合わした武士、そうした人々の紋所を、血走った目で幾度か睨んだことだろう。
菊池寛 仇討三態 青空文庫
最後に、落ちる時も、上る時も、また十文字に擦れ違うときにも元気よく鳴きつづけるだろうと思った。
夏目漱石 草枕 青空文庫
彼と擦れ違う人はみんな急ぎ足に行き過ぎた。
夏目漱石 道草 青空文庫
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