積り積る
つもりつもる
動詞
標準
文例 · 用例
阿羅岐の蘇古珍酒、裸形の妖女に溺れつくして狂乱、泥迷に昼夜を頒たねば、使ふに由なき黄金は徒らに積り積るのみ。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
それが又、いつも本家の姉や幸子たちの世間知らずな悠長さから、散々相手を引っ張っておいてギリギリの所へ来て断ると云う遣り方なのでは尚更であるが、貞之助の恐れるのは、そう云うことが積り積ると、蒔岡家が恨まれるだけでなく、そう云う人達の思いからでも、雪子が仕合せになれなくはないか、と云うことであった。
— 上巻 『細雪』 青空文庫