瑣々
ささ
形容動詞
標準
文例 · 用例
国のために、道のために、主義のために、真理の探究のために心を潜めるものは、今日でも「諸縁を放下すべき」であり、瑣々たる義理や人情は問題にしないのである。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
今までは瑣々たる問題にも、極めて丁寧にいらへしつる余が、この頃より官長に寄する書には連りに法制の細目に拘ふべきにあらぬを論じて、一たび法の精神をだに得たらんには、紛々たる万事は破竹の如くなるべしなどゝ広言しつ。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
しかし屠赤瑣々録には慶山の子は勘八、其|裔は書物目利役某で、鶴洲は只長照寺の慶山の墓を祭つてゐるのだと云つてある。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
屠赤瑣々録の文も遽に排斥すべきでは無い。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
田能村竹田の屠赤瑣々録中の里恵の書牘である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
何故と云ふに、屠赤瑣々録は広く世に行はれてゐる書で、何人も容易に検することが出来るからである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
若し其原形を知らむと欲する人があるなら、屠赤瑣々録に就て検してもらひたい。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
今までは瑣々たる問題にも、きわめて丁寧にいらえしつる余が、このころより官長に寄する書にはしきりに法制の細目にかかずろうべきにあらぬを論じて、ひとたび法の精神をだに得たらんには、紛々たる万事は破竹のごとくなるべしなどと広言しつ。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫