上毛
うわげ
名詞
標準
文例 · 用例
明治三十年七月、予上毛草津の温泉に浴しき、地は四面めぐらすに重疊たる山嶽を以てし、風物の一も眼を慰むるに足るものあることなし。
— 長塚節 『長塚節歌集 中』 青空文庫
そうして、鉛のような雨雲を無限に送り出して来る、いわゆる「上毛の三名山」なるものを呪わしく思うようになった。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
そうして、鉛のような雨雲を無限に送り出して来るいわゆる「上毛の三名山」なるものを呪わしく思うようになった。
— 岡本綺堂 『磯部の若葉』 青空文庫
その上毛利の旗さしものを借りて、毛利の援兵があるように見せかけることにした。
— 菊池寛 『山崎合戦』 青空文庫
ただしノルウェーの兎は雪を潜って※とて騾のごとき獣とに遺す、二獣、人来るを見れば必ず蹶を負うて走る、これは蹶を愛するでなくて甘草欲しさだ、蹶も二獣の可愛さに甘草を残すでなく足を仮るためじゃとある、まずは日英同盟のような利害一遍の親切だ、『山海経』に〈飛兎背上毛を以て飛び去る〉とあるも跳兎らしい。
— 兎に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
之に加ふるに北は上毛なる赤城、武尊の一大山脈、蜿蜒大蛇の走るが如く、小川戸倉の間を過ぎ、更に東走して岩代の國に入り、燧岳駒ヶ嶽の大山脈に連れるより、南は鹽原高原の連山、連綿として那須野の高原に君臨するに至る迄、一望則ち盡さずと言ふ事なし。
— 田山花袋 『日光山の奧』 青空文庫
因りて謂もへらく、上毛の草津温泉は、疥を治すに效あり、兒をして澡浴して疾を療し、兼ねて※旅の艱を知らしむれば、これ兩得なり。
— 大町桂月 『親子遠足の感』 青空文庫
もし維新の三傑を以て、上毛の三名山に比すれば、もとより全體といふわけには行かざれども、或點は、西郷隆盛は赤城也、木戸孝允は榛名也、大久保利通は妙義也。
— 大町桂月 『赤城山』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
上毛 上毛(じょうもう) - 上野国の別称。のちの群馬県にあたる。 上毛(じょうもう) - ポラリス・ホールディングスの旧社名の1つ。群馬県発祥。旧「上毛撚糸株式会社」。 上毛郡(こうげぐん) - 豊前国・福岡県にあった郡。のちの築上郡。 上毛町(こうげまち) - 福岡県築上郡にある町。 上毛(うわげ) - 動物の毛や羽のうち、表層のほうの毛。ガードヘア。
関連項目
- 上毛電気鉄道・上毛線 — 群馬県にある鉄道会社およびその路線。
- 下毛
出典: 上毛 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0