蝦蔓
えびづる異読 エビヅル
名詞
標準
Vitis ficifolia (species of grapevine)
文例 · 用例
帰りに『えびづる』や『あけび』をうんと土産に採って来ます」「私は一人で居るのはいやだ。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
「民さん、僕は一寸『アックリ』を掘ってゆくから、この『あけび』と『えびづる』を持って行って下さい」「『アックリ』てなにい。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
「えびづる草の実で酒をつくっているんです」と歩きながら津川が云った、「色は黒いし舌ざわりもちょっと濃厚すぎるが、うまい酒です、赤髯が薬用につくらせるんですがね、そのうちにいちどためしてみましょう」 薬園を出ると、津川は北の病棟のほうへ向かった。
— 狂女の話 『赤ひげ診療譚』 青空文庫
「まあそういってもいいけれど、こいつはえびづる草といって、自然に生える山葡萄の実でかもしたんだ、仕込んでから十五年も経つそうで、延命長寿の薬酒だということだ」「なが生きはごめんだね」 だが半之助は、舐めるように、それを味わった。
— 山本周五郎 『山彦乙女』 青空文庫
作例 · 標準
「あ、エビヅル見つけた!これ、酸っぱいけど食べられるんだよ。」
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山道で見かけた蝦蔓の蔓が、隣の木に力強く巻き付いていた。
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蝦蔓の葉の裏には白い毛が密集していて、触ると独特の感触がある。
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