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膨柴

ふくらしば
名詞
1
標準
文例 · 用例
ヘルンはそれがたいへん気に入り、『面白いの音』といいながら、頬をふくらして、ボオボオと吹き鳴らしては、また『いかに面白い』といって吹き続けた。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
見ると頬つぺたを脹まし、ガマのやうに顏をふくらして、何か喉の邊でグーグーといふ奇聲を出してる。
萩原朔太郎 田端に居た頃 青空文庫
猫は舌なめずりをして、それを食うて腹をふくらした。
黒島伝治 「紋」 青空文庫
」と頬をふくらして給仕を叱りつけてゐました。
宮沢賢治 毒蛾 青空文庫
〔ゆがみつゝ月は出で〕宮沢賢治ゆがみつゝ月は出でうすぐもは淡くにほへり汽車のおとはかなく恋ごゝろ風のふくらしペンのさやうしなはれ山の稜白くひかれり汽車の音はるけくなみだゆゑ松いとくろしかれ草はさやぎてわが手帳たゞほのかなり
宮沢賢治 〔ゆがみつゝ月は出で〕 青空文庫
」と頬をふくらして給仕を叱りつけていました。
宮沢賢治 ポラーノの広場 青空文庫
」と、もうひとりがふふくらしくいいました。
LYKKENS KALOSKER 幸福のうわおいぐつ 青空文庫
乳緑のびろうどの河豚責めふくらし昨日も男涙ながしき こうした歌を校正しているうちにさみどりのちひさ河豚の子上げ潮のしほさゐ安く群るるこの頃という風の歌が出来る。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫