なで肩
なでがた
名詞
標準
sloping shoulders
文例 · 用例
シグナレスはしくしく泣きながら、ちょうどやって来る二時の汽車を迎えるためにしょんぼりと腕をさげ、そのいじらしいなで肩はかすかにかすかにふるえておりました。
— 宮沢賢治 『シグナルとシグナレス』 青空文庫
」 ベイカー氏はなで肩の大男で、頭も大きかった。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
そこで再び元気づいた私達は皆なで肩を組んで、その通りを無暗と先へ進み、突きあたるとひとりでに右に曲る露路をまはつて、出たら目に歩いて行くと、偶然にも薄暗い横丁の隅に、バア・パントムの「明るい」かんばんを発見しました。
— 牧野信一 『ひとりごと』 青空文庫
やや二時間もたったと思うころ、あや目も知れない闇の中から、硫黄が丘の山頂――右肩をそびやかして、左をなで肩にした――が雲の産んだ鬼子のように、空中に現われ出る。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
彼は、背後から彼女の細いなで肩を抱きしめ、彼女の頬に彼の唇をよせた。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
倭文子はさびしいなで肩を、更に小さくすぼめながら、部屋を出て行った。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
なるみの浴衣は洗ひがみの、脊のすらりとした、といつて、お尻に女らしい艶やかさをうしなはない、なで肩を思はせる。
— 長谷川時雨 『夏の女』 青空文庫
無理ではない今まで丈にあまって居たかみは思いきりよく根元からきられてそのしとやかななで肩の上に、ぞっくりそろった末をゆるがして居る、そのつや、その香りはもと通り紫とかがやき紫の香りを立てて居るのがしおらしかった。
— 宮本百合子 『錦木』 青空文庫
作例 · 標準
彼はなで肩なので、スーツの肩パッドが少し不自然に見える。
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なで肩の彼女は、どんな服を着てもどこか優しげな印象を与える。
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「もっと姿勢を正して、なで肩を直さないとダメだよ」とトレーナーに注意された。
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