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濛煙

濛煙
名詞
1
標準
文例 · 用例
―― ―― 三拍子と杯の音――喧騒、濛煙、うなり、そして舞踏の足どり……みんなはわれわれを識っている。
EIN GLUCK ある幸福 青空文庫
―― 三拍子と杯の音――喧騒、濛煙、うなり、そして舞踏の足どり……これがハリイの世界であり、王国であった。
EIN GLUCK ある幸福 青空文庫
二どめの爆音とともに、ふたつに裂けた望楼台は、そのとき、まっ黒な濛煙と、阿鼻叫喚をつつんで、大紅蓮を噴きだした殿堂のうえへぶっ倒れた。
吉川英治 神州天馬侠 青空文庫
すぐ妙覚寺へ行ったが、ここの一隊もすでに二条へたてこもり、城内は濛煙につつまれている様子。
第七分冊 新書太閤記 青空文庫
程なく、はたと止むと、城楼の一端から、ボウと赤い焔が映して、月の夜空へ濛煙を吐き出した。
第八分冊 新書太閤記 青空文庫
……焼きおったの」 と、秀吉は東浅井の半ばにもわたる辺土のいちめんな濛煙を見て、ふと唇をかむかの如く呟いて、「見よ、やがてこの火が、柳ヶ瀬を越え、北ノ庄まで焼き払うであろうことを」 急に早足になった。
第九分冊 新書太閤記 青空文庫