音楽隊
おんがくたい
名詞
標準
band
文例 · 用例
町の音楽隊がセレナーデを奏して通るのを高い窓からグレーチヘンが見おろしている、といったようなきわめて甘いたわいのない子供らしい夢の中からあらゆる具体的な表象を全部抜き去ったときに残るであろうと思われるような、全く形態のない幻想のようなものである。
— 寺田寅彦 『詩と官能』 青空文庫
チャリネの音楽隊は、村のせまい道をねりあるき、六十秒とたたぬうちに村の隅から隅にまで宣伝しつくすことができた。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
一生懸命で人を押しわけながら先ず神様へ参りまして、二人とも手を合わせて、「どうぞ私どもの身体が当り前の人のように恰好よくなりますように」 とお祈りを上げまして、それからお宮のうしろの見世物の処へ来ますと、そこは前よりも一層賑やかで、音楽隊の音や見物を呼ぶ声が耳も潰れるようです。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
豚吉とヒョロ子夫婦はその夜遅く動物の見世物小舎の前まで来ますと、もう見物人も何も居ず、音楽隊やそのほかの雇人も皆一人も居なくなって、表には主人がたった一人番をしておりましたが、二人を見ると、「サアサア、こちらへお出でなさい。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
モツアルトの横町からパッシイの大通りへ突当ると、もうそこのキャフェのある角に音楽隊の屋台が出来ていて、道には七組か八組の踊りの連中が車馬の往来を止めていた。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
広場の中央と、遥か離れた町の片側とに出来ている音楽隊の屋台では却ってじゃん/\激しい曲を吹奏し出した。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
この帽子は、音楽隊の帽子に似ていますからね。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
あの音楽隊のやかましさ。
— 太宰治 『苦悩の年鑑』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
音楽隊(おんがくたい) 音楽隊 (陸上自衛隊) 音楽隊 (海上自衛隊) 音楽隊 (航空自衛隊) 海上保安庁音楽隊 警察音楽隊 消防音楽隊 ブレーメンの音楽隊 軍楽隊 スモールワールド音楽隊 - リズム時計工業のからくり時計の一種。 音楽隊 (創価学会) - 創価学会の組織。
関連項目
出典: 音楽隊 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0