聯鎖
聯鎖
名詞
標準
文例 · 用例
けれども降矢木の三事件には、少なくとも聯鎖を暗示している。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
巌の聯鎖のやうに相重畳した山々は、左右へ土壌を撥ね出し、それを岩石層で打ち固めて、怒濤あれ狂ふ荒海の浸潤に備へてゐる。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
この岩石の聯鎖は、ワラチヤとトランシルバニヤを過ぎ、ガリシヤとハンガリヤの中間に至つて、蹄鉄状の大塊となつてゐる。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
そして、もっとも強靭な神経の所有者に対しても時を得ればその場面、場面が単独に、または、その一連の聯鎖をもって執拗に襲いかかって来、犯人の贖罪を強いる。
— 酒井嘉七 『ある完全犯罪人の手記』 青空文庫
わたしは、心ある者の愛情を感じ、いまわたしが閉め出されている存在や出来事の聯鎖のなかに結びつくことになるでしょう。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
但し公と伯との聯鎖たらむと勉め、若くは公伯をして政治的交際を開かしめむと企てたる策士は、或は之れありしを疑はず。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
――先頃、この魯粛を伴うて、暗夜、ひそかに江をさかのぼり、北岸の敵陣をうかがいみるに、水陸の聯鎖も完く、兵船の配列、水寨の構築など、実に法度によく叶っている。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫