宿志
しゅくし
名詞
標準
long-standing ambition
文例 · 用例
嬉しや十七年の宿志、今日始めて達す。
— 大町桂月 『沖の小島』 青空文庫
かくて、三楽の宿志は、思ひがけずも、秀吉によりて達せられたるが、三楽其人は、あくまでも不運の英雄なりき。
— 大町桂月 『秋の筑波山』 青空文庫
これが、翁が、その頃よりの宿志にして企望せしところなり。
— 菊池寛 『蘭学事始』 青空文庫
彼は愈※その宿志を決行するため、震災後東京を立つて郷里に向つた。
— 河上肇 『随筆「断片」』 青空文庫
然ニ忍で之を顧ざるハ、情の為に道に乖り宿志の蹉躓を恐るゝなり。
— 慶応二年十一月 溝淵広之丞あて 『手紙』 青空文庫
民間に学校を設けて人民を教育せんとするは、余輩、積年の宿志なりしに、今、京都に来り、はじめてその実際を見るを得たるは、その悦、あたかも故郷に帰りて知己朋友に逢うが如し。
— 福沢諭吉 『京都学校の記』 青空文庫
大学にて英文学を担任教授するほどの学力あるにあらざる上、余の目的はかねての文学論を大成するにありしを以て、教授のために自己の宿志を害せらるるを好まず。
— 夏目漱石 『『文学論』序』 青空文庫
これから風呂敷を解いて衣服を着替え、元のように風呂敷包を仕舞って寝ようと思いましたが、これまで思い付いた宿志を遂げないから、目は倒さまに釣し上り、手足は顫え、バターリッと仰向さまに寝て仕舞いました。
— 三遊亭圓朝 『業平文治漂流奇談』 青空文庫
作例 · 標準
彼は宿志を抱いて単身渡米し、ビジネスの世界でゼロから成功を収めた。
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学問を極めるという宿志を遂げるため、彼は安定した公務員の職を辞した。
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かつての宿志が何であったかを思い出し、彼は再び筆を執る決意を固めた。
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