間もない頃
まもないころ
表現
標準
in the early period (of something)
文例 · 用例
夫人と結婚して間もない頃、雨でずぶ濡れになった小猫を拾って帰り、その泥だらけのままの猫を懐中に入れて、長い間やさしく暖めていた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
私が主人に連れられて東海道を始めてみたのは結婚の相談が纏まって間もない頃である。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
丁度、見舞ひに來た友達が歸つて間もない頃の事で、ふと物寂しい氣持になつた私はまた窓際の曲木の椅子に凭りながら、そのすがすがしい病院の庭の暮色を眺めてゐた。
— 南部修太郎 『病院の窓』 青空文庫
私が最後に都会にいた頃――それは冬至に間もない頃であったが――私は毎日自分の窓の風景から消えてゆく日影に限りない愛惜を持っていた。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
わたしが父から、名主職を受けついで間もない頃でした。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
露国との戦争が済んでから間もない頃で、日本の農村は一般に疲弊していた。
— 佐左木俊郎 『熊の出る開墾地』 青空文庫
くだんの事件は、ホームズと付き合い始めて間もない頃に起こり、まだ我々はベイカー街で下宿を共用していた。
— THE ADVENTURE OF THE SPECKLED BAND 『まだらのひも』 青空文庫
電灯が点いて間もない頃だつたが祖父は電気を怕がつて、行灯の傍らで独酌しながら私達の合奏を聴き、酔が回つて来る時分になると、屹度、ほツほツほツとわらふやうな声で泣いた。
— 牧野信一 『文学的自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
結婚して間もない頃、二人は小さなアパートで将来の夢を語り合った。
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開店して間もない頃は客足もまばらだったが、今や行列の絶えない名店だ。
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異国の地へ移り住んで間もない頃は、言葉の壁と習慣の違いに苦労した。
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