睨める
ねめる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to glare at
文例 · 用例
」と、彼が子供を睨めると、子供はものをも云はず一目散に逃げて了つた。
— 牧野信一 『池のまはり』 青空文庫
師匠は生意気な弟子を睨めると、『君の絵より、その顔面の朱の方が発色が好いじゃないか?
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
「全くそんな気で申した訳じゃア有りませんが……お、お、思違いをして……つい……失礼を申しました……」 こう云われては、さすがのお政ももう噛付きようが無いと見えて、無言で少選文三を睨めるように視ていたが、やがて、「ああ厭だ厭だ」と顔を皺めて、「こんな厭な思いをするも皆彼奴のお蔭だ。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
親も子も睨める敵は同じ文三ゆえ、こう比周うもその筈ながら、動静を窺るに、只そればかりでも無さそうで。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
まさか……」と言つて、娘は蓮葉に額で一寸|睨めるやうな真似をした。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
」 色の白い、小柄な男は、わざと相手を睨めると、人が悪るさうににやりと笑つて、「小花|姐さんにも聞いて御覧なせえまし。
— 芥川龍之介 『鼠小僧次郎吉』 青空文庫
いつもいつもがさうであるとはいひませんが、はじめから自分を睨めるやうにむかふ時もあれば、ふと髮を解く手も忘れて、ボーツとなつてゐる時もあります。
— 長谷川時雨 『鏡二題』 青空文庫
」 部屋の中の火気に蒸されて、一層血色の鮮になった初子が、ちょっと睨める真似をしながら、こう弟を窘めると、民雄はまだ俊助の手をつかまえたまま、「ううん。
— 芥川龍之介 『路上』 青空文庫
作例 · 標準
子供たちは、飼育員が動物に餌をやる様子を興味深そうに睨めていた。
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美術館で、彼は一枚の絵画をじっと睨めるように鑑賞していた。
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コーチは試合中の選手たちの動きを真剣な眼差しで睨めていた。
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標準
to stare intensely at
作例 · 標準
彼は盤面のチェスの駒を、次の一手を考えるように睨める。
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問題集の難しい数式を、解法を探すように睨める。
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猫は獲物を見つけたかのように、庭の小鳥をじっと睨めていた。
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