落人
おちうど異読 おちゅうど
名詞
標準
defeated soldier fleeing the enemy
文例 · 用例
都からの落人でなければこんな風をしてはいない。
— 国木田独歩 『河霧』 青空文庫
……踊の催しと言へば、園遊會かなんぞで、灰色の手、黄色い手、樺色の手の、鼬、狐、狸、中には熊のやうなのも交つた大勢の手に、引※され、掴立てられ、袖も振も亂れたまゝを汽車に乘つた落人らしい。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
」 落人と云へば、踊つた番組も何か然うした類かも知れぬ。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
「だッてお前様、御主筋の落人ではあるまいし、世話を焼く事はござりませぬ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
うつくしき人の、葉柳の蓑着たる忍姿を、落人かと見れば、豈知らんや、熱き情思を隱顯と螢に涼む。
— 泉鏡太郎 『五月より』 青空文庫
――むかしから、落人は七騎と相場は極つたが、これは大國へ討手である。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
舊暦七|月二十一|日ばかりの宵闇に、覺束ない提灯の灯一つ二つ、婦たちは落人が夜鷹蕎麥の荷に踞んだ形で、溝端で、のどに支へる茶漬を流した。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
やがて、合方もなしに、此の落人は、すぐ横町の有島家へ入つた。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
落人(おちゅうど、おちうど) 落武者 - 戦乱において敗者として逃亡する武士 平家の落人 - 源平合戦において敗北し僻地に隠遁した敗残者およびその末裔 『道行旅路の花聟』(歌舞伎・日本舞踊の演目)の通称
出典: 落人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0