木型
きがた
名詞
標準
wooden form
文例 · 用例
木型が出来ましたので、大島如雲氏はそれを原型として鋳金にしましたが、なかなか能く出来て、原型をさらに仕生かすほどの腕で滞りなく皇居御造営事務局の方へ納まりました。
— 四頭の狆を製作したはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
それから、右の木型の原型は彫工会の事務所に保存してありますが、その中四肢で立っている分(この分一番出来がよかったと思う)が、何処かへ貸した際紛失してしまって、今は三つだけ残っております。
— 四頭の狆を製作したはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
木型の大工も交っていた。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
云っているのは増野だった、――見習工のとき、彼は溶かした鉄のバケツを持って、溶炉から砂型に走って行く途中、足下に置き捨てゝあった木型につまずいて、顔の半分を焼いた。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
東の空が白む頃関係者は学校へ出揃い、木型を車に積んで運び出しましたが、上野から宮城までにかれこれ二時間位掛かり、御門を這入って、それから三本の足場を立て、滑車で木寄せの各部分を引き揚げては組み合わせるのに、熟練はしていても一時間半位を費やし、都合四時間ほどの時間が掛かりました。
— 木彫の楠公を天覧に供えたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
木型はその後大阪の博覧場というのに飾ってありましたが、今日は何処にあることか。
— その他のことなど 『幕末維新懐古談』 青空文庫
またその後に至って、右の木型の形を縮めて、床置き位な小さい鋳物が四つか五つ出来ました(住友家の依頼であった)。
— その他のことなど 『幕末維新懐古談』 青空文庫
父は、食う為には純粋に自分のやりたいものなどなかなか出来ず、マドロスパイプ、インクスタンド、洋傘の柄、ナイフ、時計台、鏡の縁だとか、そういうものの鋳ものにする時の木型を無数に彫った。
— 高村光太郎 『回想録』 青空文庫
作例 · 標準
「この靴は、僕の足に合わせてわざわざ木型から作ってもらったんだ。」
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「和菓子の落雁は、彫刻が施された木型に粉を押し込んで作るんだよ。」
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昔ながらの鋳物工場には、長年使い込まれた木型がいくつも保管されている。
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ウィキペディア
木型(きがた)とは、製品の外観の検討や機能の確認のためにつくられる原型。基本的には木製。モックアップ(mockup)とも言う。
出典: 木型 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0