火にかける
ひにかける
表現動詞-一段
標準
to heat on a fire (e.g. a frying pan)
文例 · 用例
和尚は小僧に言いつけてその茶釜を磨かせると、茶釜は小僧痛いぞ、小僧痛いぞという、それから火にかけると、熱い熱いといっておおきに荒れ出すという騒ぎである。
— 佐々木喜善 『東奥異聞』 青空文庫
大林檎一ツへ薄いゼラチンならば二枚位厚いのなら一枚位を水へ漬けておくと柔になって火にかけると直きに溶けます。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
全体鍋を売る店でこれは強い火にかけると剥げますとかこれはこういう場合にお使いなさいとか説明して売らなければ親切がありません。
— 秋の巻 『食道楽』 青空文庫
それにはまず火鉢に網を載せ、一旦、てんぷらを火にかける。
— 北大路魯山人 『てんぷらの茶漬け』 青空文庫
宗忠は鍋の中で米を磨ぐ、火にかける、飯が出来たらそれを深い水桶にあけて、その跡へは味噌をとき、皮もむかぬ馬鈴薯を入れて味噌汁をつくる。
— 大下藤次郎 『白峰の麓』 青空文庫
『水を火にかけると、初めは温まつて来て、次ぎに空中に飛んで行く水蒸気を出しながら続けてゐると、鍋の中には水が何にもなくなつて了ふ。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
(鍋のふたを取って見てから、それを七輪からおろし、ヤカンに水を入れて火にかける)三平 どれどれ、私も加勢しようかな。
— 三好十郎 『廃墟(一幕)』 青空文庫
「茶を火にかける」建物は百尺に百五十尺、長く低い竈の列(竈というよりも大きな釜が煉瓦に取りかこまれ下に火を入れる口がある)があって、中々面白い場所である。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
作例 · 標準
刻んだ野菜と肉を大きな鍋に入れ、たっぷりの水を張ってから火にかけると、キッチンに美味しそうな匂いが漂い始めた。
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冷蔵庫に残っていた昨日のシチューを小鍋に移して弱火で火にかけ、焦げ付かないようにヘラでゆっくりかき混ぜながら温め直した。
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薬草を煎じるために、土瓶に水と乾燥した葉を入れてじっくりと火にかけ、色が濃くなるまで一時間ほど煮詰めた。
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