醇乎
じゅんこ
形容詞-たる副詞-と
標準
pure
文例 · 用例
中でも、「類聚国史」の如きは、我史学史の中でも最も重要な名著であり、且つ、道真の醇乎たる国体観を知ることが出来る。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
(二月十五日) 元義の歌は醇乎たる万葉調なり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
道徳が真に民衆の理想を導き、これに醇乎たる人間的な生活の裏附をするためには、道徳の風俗化といふことが、昔から行はれて来たのである。
— 岸田國士 『風俗の非道徳性』 青空文庫
』といひ『孟氏醇乎醇者也。
— 狩野直喜 『楊雄と法言』 青空文庫
水もとまらず、影も宿らず、そのお尻は醇乎としてお尻そのものであり、明鏡止水とは、又、これである。
— 坂口安吾 『行雲流水』 青空文庫
醇乎たる感謝の一念である。
— 湯の町エレジー 『安吾巷談』 青空文庫
そして美味くできれば、その味、簡適にして醇乎、まことに一端の食通をもよろこばすことができる。
— 北大路魯山人 『夏日小味』 青空文庫
良寛様とて人には聞かないまでも、ご自分の字のうまさまずさの自覚は持っていたろうから、技能的に種々工夫もされたに違いないと見られるべきであるが、身嗜みとしての心構えの存するために、いやらしい工人趣味にも陥らず、俗にいう学者臭いといわれる臭気にも染まらず、醇乎たる雅美生活に終始し得られたのである。
— 北大路魯山人 『魅力と親しみと美に優れた良寛の書』 青空文庫
作例 · 標準
その酒は醇乎として雑味がなく、米の旨味だけが喉の奥に静かに広がった。
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彼の描く水墨画は醇乎たる風格を備えており、見る者を深い静寂へと誘う。
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古典芸能の粋を極めた彼の芸風は、まさに醇乎として一点の曇りもなかった。
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