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糸枠

いとわく
名詞
1
標準
reel
文例 · 用例
また近頃タンタラムという金属の線を代用したのがぼつぼつ用いられる、この針金を糸枠のようなものに巻きつけてある。
寺田寅彦 ランプのいろいろ 青空文庫
各名にそぐえる姿、鼓の緒の欄干に、あるいは立ち、あるいは坐て、手に手に五色の絹糸を巻きたる糸枠に、金色銀色の細き棹を通し、糸を松杉の高き梢を潜らして、釣の姿す。
泉鏡花 天守物語 青空文庫
黒髮を長く肩を分けて蓬に捌いた、青白い、細面の婦が、白裝束といつても、浴衣らしい、寒の中に唯一枚、糸枠に立てると聞いた蝋燭を、裸火で、それを左に灯して、右手に提げたのは鐵槌に違ひない。
泉鏡花 遺稿 青空文庫
台石の上へ、見事な白い石で大きな糸枠を据えるんです。
泉鏡花 縷紅新草 青空文庫
」「ところで、はい、あのさ、石彫の大え糸枠の上へ、がっしりと、立派なお堂を据えて戸をあけたてしますだね、その中へこの……」 お米は着流しのお太鼓で、まことに優に立っている。
泉鏡花 縷紅新草 青空文庫
あの墓石を寄せかけた、塚の糸枠の柄にかけて下山した、提灯が、山門へ出て、すこしずつ高くなり、裏山の風一通り、赤蜻蛉が静と動いて、女の影が……二人見えた。
泉鏡花 縷紅新草 青空文庫
黒髪を長く肩を分けて蓬に捌いた、青白い、細面の婦が、白装束といっても、浴衣らしい、寒の中に唯一枚、糸枠に立てると聞いた蝋燭を、裸火で、それを左に灯して、右手に提げたのは鉄槌に違いない。
遺稿 遺稿 青空文庫
陶山利一という年上の子は街の中で凧をあげるから持っていてくれと言って、私が持っていると糸枠を持って駈け出してその勢いで凧があがった。
倉田百三 光り合ういのち 青空文庫
作例 · 標準
ミシンの糸枠に新しい糸をセットした。
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空になった糸枠は、子供の工作材料になった。
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釣り竿の糸枠がスムーズに回らない。
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