若気の至り
わかげのいたり
表現名詞
標準
youthful indiscretion
文例 · 用例
しかもあとお茶をすすり、爪楊子を使うとは、若気の至りか、厚顔しいのか、ともあれ色気も何もあったものではなく、Kはプリプリ怒り出して、それが原因でかなり見るべきところのあったその恋も無残に破れてしまったのである。
— 織田作之助 『大阪発見』 青空文庫
やがて春風荘の一室に落ちつくと、父は、俺はあの時お前の若気の至りを咎めて勘当したが、思えば俺の方こそ若気の至りだとあとで後悔した。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
「風俗壊乱」の文士らしく若気の至りの放蕩無頼を気取って、再びデンと腰を下し、頬杖ついて聴けば、十銭芸者の話はいかにも夏の夜更けの酒場で頽廃の唇から聴く話であった。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
そう踏んで「会社がやらないのなら僕が自分でやる」と上司を脅迫したものの、これをはねつけられたトッテン青年は「若気の至り」で会社設立を決意する。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
若気の至りで家出した遊び者の若者は、じきに涙をこぼしながら故郷に立ち戻るものじゃと昔からきまって居る。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
いや、私も妻も、若気の至りとはいえ、随分立ち入った冒険をしたものです。
— 小酒井不木 『暴風雨の夜』 青空文庫
……若気の至りとはいい乍ら、至極あっさりした考に耽ったものです。
— 小酒井不木 『人工心臓』 青空文庫
若気の至りとでも言いますか、悠々たる態度をもって研究することをせず、只管にあせり続けたのが悪かったのです。
— 小酒井不木 『人工心臓』 青空文庫
作例 · 標準
今思えば、あの時の家出は全くの若気の至りだったと反省している。
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若気の至りで入れてしまったタトゥーを、彼は少し後悔しているようだ。
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「まあ、誰にでもあるさ、若気の至りってやつは」と部長は新入社員の失敗をかばった。
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