学者肌
がくしゃはだ
名詞名詞-の形容詞
標準
scholarly bent of mind
文例 · 用例
その教会は板で囲つてあり、六百坪位の庭園を有し、フランス人のからだの大きい、学者肌の神父がゐて、その神父は大きい望遠鏡を持つてゐて、甞て夏の静かな夕べ、その庭に立つて空の星を見せて呉れた。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
私の家には私の外に、弟妹四人あって、男二人は父親似の学者肌ですから、いつ独立して生活費の採れる見込みか判らないし、妹二人も母の性質にすれば、身分以上の仕度をしてよい家へ嫁入らせたかったのでしょう。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
夫の理学士は、多年西洋に留学して、身は顕職にありながら純然たる学者肌で、無慾、恬淡、衣食ともに一向気にしない、無趣味と云うよりも無造作な、腹が空けば食べるので、寒ければ着るのであるから、ただその分量の多からんことを欲するのみ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
(7) 学者肌の夫 学者は日常他人に教示する癖をもって暮す。
— 岡本かの子 『良人教育十四種』 青空文庫
東湖その他の水戸学者の稜々たる野性ぶりとは違つて、温厚篤実、心の底からの学者肌の人であつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
藤田東潮は、会沢の学者肌に対して、寧ろ、悲憤慷慨する稜々たる気骨の政治家肌の男であつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
五分刈頭の学者肌の人柄で、高島屋が、牧野さんはドラマテイストだと紹介すると、本郷氏は凝つと私の顔を見て鷹揚にうなづいた。
— 牧野信一 『文学的自叙伝』 青空文庫
稀に見る勤勉家だ、何といふ好もしい学者肌の青年だらう――と此処の所長は僕のことを噂してゐるさうだ。
— 牧野信一 『風媒結婚』 青空文庫
作例 · 標準
彼は研究室にこもり、ひたすら論文を読み漁る学者肌の人間だ。
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あの先生はいつも冷静で、物事を客観的に捉える学者肌の持ち主だよ。
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新しいプロジェクトでは、データ分析に強い学者肌の人材が求められている。
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彼女の発表は、緻密な考察と深い洞察に満ちていて、まさに学者肌の風格があった。
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