力抜け
ちからぬけ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
discouragement
文例 · 用例
復一さんが帰ってらして私も心強くなりますわよ」 復一は逢ってみれば平凡な彼女に力抜けを感じた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
木下の母親は自然主婦のような位置に立って、家事を引受けていたが、不思議な事には喧嘩相手の無くなったことに何となく力抜けのした具合いで床につき勝ちになり、それから四年目の木下が十三歳、娘が五つの年に腹膜炎で死んだ。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
学園の遠足以外には田舎に出たことはなく、田舎の夜とては一層に不勝手なわたくしには、東京であれほど弾んだつもりの安宅先生説得の意気込みも、いつか、相撲の手だとて人から聞きました肩透しとやら叩き込みとやらを受けました形で、たゞしょんぼりと力抜けがするだけでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
仰向けに倒れて力抜けがした全身をぐッたり、その手足を延ばした。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
」「ふ、ふ、」 と力抜けた声で笑って、「奥さんは?
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
和漢とも本邪視を避くるため猴を厩に置き、馬を睨むものの眼毒を種々走り廻る猿の方へ転じて力抜けせしめる企みだったのだ。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
帰宅したとてもお勢の顔を見ればよし、さも無ければ落脱力抜けがする。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
が、それも力抜けがして中途で止してしまった。
— 横光利一 『御身』 青空文庫
作例 · 標準
期待していた企画が通らず、彼はひどく力抜けしていた。
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長時間の準備が無駄になり、どっと力抜けがした。
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チームの連敗に、選手たちの間に力抜けの空気が漂っていた。
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