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君父

くんぷ
名詞
1
標準
one's lord and one's father
文例 · 用例
夜はK――君父子に誘はれて觀月樓といふ料理屋に赴いた。
若山牧水 鳳來寺紀行 青空文庫
一生定正を君父の仇と覘って二度も失敗なっている。
内田魯庵 八犬伝談余 青空文庫
午後青衣子君来訪、抱壺君父子と共に会飲、しめやかな酒であつた。
種田山頭火 旅日記 青空文庫
小松殿の御事は云ふも更なり、年寄り給ひたる父上に、斯かる嘆を見參らする小子が胸の苦しさは喩ふるに物もなけれども、所詮浮世と觀じては、一切の望に離れし我心、今は返さん術もなし、忠孝の道、君父の恩、時頼何として疎かに存じ候べき。
高山樗牛 瀧口入道 青空文庫
他目にも數あるまじき君父の恩義|惜氣もなく振り捨てて、人の譏り、世の笑ひを思ひ給はで、弓矢とる御身に瑜伽三密の嗜は、世の無常を如何に深く觀じ給ひけるぞ。
高山樗牛 瀧口入道 青空文庫
そこで始て君父の為めに身を棄てるということも出来ると云うのですね。
森鴎外 青年 青空文庫
親王は憤怨あらせられ、父君に上書して、臣夙に武臣の專恣を憤つて、坊主であつたものが戎衣を被て、世のそしりを受け、而して、たゞ、君父のためにこの身を忘れた、朝廷の人は誰ひとり役に立つものはない、臣ひとり空拳を張つて強敵に抗したわけである。
嘉村礒多 滑川畔にて 青空文庫
さてかく天子崩じ諸侯薨じた場合に、その人に相當せる諡を議定せんには、勢ひ臣子として、その君父生前の行爲を批評せねばならぬ。
桑原隲藏 秦始皇帝 青空文庫
作例 · 標準
封建社会では、君父への忠誠が何よりも重んじられた。
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彼は、君父の名誉を守ることを誓った。
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