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唐物屋

からものや異読 とうぶつや
名詞
1
標準
Edo-period seller of foreign goods
文例 · 用例
三 ライオンを出てからは唐物屋で石鹸を買った。
梶井基次郎 泥濘 青空文庫
(清正公樣の前だよ……煎豆屋の角、唐物屋の所……水天宮樣の横通………) と所々で、――釣臺に附いてくれました主人が聲を掛けて教へますのを、あゝ、冥途へ行く路も、矢張り、近所だけは知つた町を通るのかと思ひました。
泉鏡太郎 淺茅生 青空文庫
清正公樣の前、煎豆屋の角、唐物屋の所、水天宮樣の裏通り、とそツち此方で、一寸々々見えなく成つたらしいんですが、……」十一「すぐに、卍が出て、ふつと前へ通つて行きます。
泉鏡太郎 淺茅生 青空文庫
役者にしたって同じ事で、下廻りの役者なんぞは、随分給料が安いといって不平を並べますが、大根はといえば好なんだから唐物屋なら唐物屋で、もっと給料を出すからといったところで、役者をやめて其方へ行きやしません。
岡本綺堂 久保田米斎君の思い出 青空文庫
銀子は唐物屋や呉服屋、足袋屋などが目につき、純綿物があるかと覗いてみたが、一昨年草津や熱海へ団体旅行をした時のようには、品が見つかりそうにもなかった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
いかにも、この懐中の一両は、それがし昨日、かねて所持せし徳乗の小柄を、坂下の唐物屋十左衛門方へ一両二分にて売って得た金子には相違なけれども、いまさらかかる愚痴めいた申開きも武士の恥辱。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
不運の友を、いささか不憫と思召さば、わが自害の後に、坂下の唐物屋へ行き、その事たしかめ、かばねの恥を、たのむ!
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
三四郎はその夕方野々宮さんの所へ出かけたが、時間がまだすこし早すぎるので、散歩かたがた四丁目まで来て、シャツを買いに大きな唐物屋へはいった。
夏目漱石 三四郎 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代、浅草には多くの唐物屋が集まり、異国の珍品を扱っていた。
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この絵巻物には、当時の唐物屋の賑わいが描かれている。
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祖父の古い日記には、昔ながらの唐物屋で買ったという品物の話が出てくる。
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