建築主
けんちくぬし
名詞
標準
文例 · 用例
戸口は角が丸くすり減り、張り出し玄関を縁取る古い瓦には、元の建築主にあやかってチーズと人の判じ絵紋が記されていた。
— THE ADVENTURE OF THE SUSSEX VAMPIRE 『サセックスの吸血鬼』 青空文庫
そういう建築主は、ないないといいながらも、たくさんのお金を持っていて、「こう高くちゃ、家をたてただけで、財布がからになってしまう」などとこぼしつつ、どんどん家をたてるのだった。
— 海野十三 『一坪館』 青空文庫
それはこの比野町の西端に、新築の二階家があって、それを抵当流れで実は建築主から受取ったものの、自分はこの町に住むつもりはないので、空き家にして放っておくより法がない有様である。
— 海野十三 『雷』 青空文庫
この一篇が建築主でもある作者赤木城吉氏の一門の名誉を傷つけず、その異常な功績を記念したい私の意図によって書かれることを諒とされたい。
— 式場隆三郎 『発端・電話事件』 青空文庫