大陸的
たいりくてき
形容動詞
標準
continental
文例 · 用例
単にこの種の詩ばかりでなく、前に評釈した俳句の中にも、詩想上において西欧詩と類縁があり、明治の新体詩より遥かに近代的のものがあったのは、おそらく蕪村が万葉集を深く学んで、上古奈良朝時代の大陸的文化――それは唐を経てギリシアから伝来したものと言われてる――を、本質の精神上に捉えていたためであろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
日露戦役の際でも我軍は露兵と戦うばかりでなく、満洲の大陸的な気候と戦わなければならなかった。
— 寺田寅彦 『戦争と気象学』 青空文庫
この人の好印象は、殆んど底ぬけのお人好しと、農民的の素朴さと、北國的の憂鬱感と、大陸的のヌーボーとが、漠然たる色彩で神祕的に混同してゐる所にある。
— 萩原朔太郎 『歳末に近き或る冬の日の日記』 青空文庫
關東人である僕の性急と、東北人たる福士君の大陸的悠長とは、殆んど耐へがたきコントラストだ。
— 萩原朔太郎 『歳末に近き或る冬の日の日記』 青空文庫
いまでは少数の帝政派も日本に駆逐されてしまって新にバイカル湖畔から輸送された泥人形と、コーカサス遺族達によって世間は私に怠惰と、大陸的な新浪漫主義を沁みこましてしまった(将軍BARでさえ農民と職工によって占領されてしまったのだ。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
――アダ、私は貴女が容易く身を委すたびに飛行機のプロペラのこわれたように扁平な地球からころげ墜ちるような大陸的な叫声を出すのを知っているのです。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
このような理由から、日本の気候には大陸的な要素と海洋的な要素が複雑に交錯しており、また時間的にも、週期的季節的循環のほかに不規則で急激活発な交代が見られる。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
実際日本の地質図を開いてそのいろいろの色彩に染め分けられたモザイックを、多くの他の大陸的国土の同尺度のそれと見比べてみてもこの特徴は想像するに難くない。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
作例 · 標準
あのレストランで出される大陸的な朝食は、ボリューム満点で一日中お腹が空かないほどだ。
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彼女は大陸的なファッションセンスを持っており、日本ではなかなか見かけない大胆な色使いを好む。
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大陸的なスケールで計画されたその巨大都市建設プロジェクトには、世界中から投資が集まった。
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標準
calm
作例 · 標準
彼はどんな窮地に陥っても大陸的な落ち着きを失わず、冷静に解決策を見出していく。
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祖父の性格は非常に大陸的で、些細な失敗を笑い飛ばしてくれる優しさがあった。
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広大な草原を眺めていると、自分の悩みなどちっぽけなものに思えてくるような大陸的な気分になる。
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