造兵廠
ぞうへいしょう
名詞
標準
armory
文例 · 用例
その後、二人の子は出征し、ポオル氏は造兵廠に働き、夫人独り此山家にわびしい生活を送るのであつた。
— 石川三四郎 『馬鈴薯からトマト迄』 青空文庫
芝赤羽根の海軍造兵廠の跡は現在何万坪という広い閑地になっている。
— 一名 東京散策記 『日和下駄』 青空文庫
この図中に見る海鼠壁の長屋と朱塗の御守殿門とは去年の春頃までは半ば崩れかかったままながらなお当時の面影を留めていたが、本年になって内部に立つ造兵廠の煉瓦造が取払われると共に、今は跡方もなくなってしまった。
— 一名 東京散策記 『日和下駄』 青空文庫
猫塚の噂は造兵廠が取払いになって閑地の中にはそろそろ通抜ける人たちの下駄の歯が縦横に小径をつけ始める頃から誰いうとなくいい伝えられ、既にその事は二、三の新聞紙にも記載されていたという事であった。
— 一名 東京散策記 『日和下駄』 青空文庫
私たちは旧造兵廠の建物の一部をば眼下に低く見下す崖地の一角に、昼なお暗く天を蔽うた老樹の根方と、また深く雑草に埋められた崖の中腹に一ツ二ツ落ち転げている石を見つけたばかりである。
— 一名 東京散策記 『日和下駄』 青空文庫
神田聖堂の門前を過ぎてお茶の水に臨む往来の最も高き処に佇んで西の方を望めば、左には対岸の土手を越して九段の高台、右には造兵廠の樹木と並んで牛込市ヶ|谷辺の木立を見る。
— 一名 東京散策記 『日和下駄』 青空文庫
東京板橋の区民が、食糧管理委員会を組織し、板橋の造兵廠内に隠匿されてあった食糧を発見、それを区民に特別分配した。
— 宮本百合子 『人民戦線への一歩』 青空文庫
祖国にたいする反抗を教える小学教員、手紙や電報を焼く郵便局員、機械の歯車仕掛けに砂や金剛砂を投げ込む工場職工、造兵廠を破壊する造兵職工、焼かれる船舶、労働者自身の手によってなされる恐るべき労働の浪費――富者の破壊ではなく、世界の富の破壊であった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
その国営の造兵廠では、最新の兵器が開発されている。
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戦時中は、造兵廠が休みなく稼働していた。
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彼は造兵廠で長年働いていた。
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ウィキペディア
造兵廠(ぞうへいしょう、Arsenal/Armory)は、武器・弾薬などの設計・製造・修理などを行い、その蓄積のために使われる軍隊直属の兵器など精密工学の生産に用いる工場および機関のこと。
出典: 造兵廠 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0