禅尼
ぜんに
名詞
標準
Zen nun
文例 · 用例
主人の時頼というひともまた、その母の松下禅尼から障子の切り張りを教えられて育っただけの事はあって、酒のさかなは味噌ときめているほど、なかなか、しまつのいいひとであったから、この主従二人は気が合った。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
元魏の朝に、南天竺|優禅尼国の王子月婆首那が訳出した『僧伽祭して致すべしと。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
法諡は貞寿院|瓊林晃珠禅尼である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
幸子は既に卒して、法諡を瑤津院殿瓊山妙瑩大禅尼と云ひ、祥雲寺に葬られた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
曰く 上林み寺の禅尼放胆に物はいへども知らず山の名 僧尼をからかふ気持は昔からあるが元来笑談のすきな晶子さんにこの種の作のあることもとよりその所である。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
国語の柴田鳩翁の「道話一則」をよみ次の次の松下禅尼までよんでみた。
— 一九一三年(大正二年) 『日記』 青空文庫
この地の北の庵室に寄宿している禅尼、地主、その隣家の清信女だとか、清水寺の住僧別当入道惟方卿の娘粟田口禅尼というような人がふしぎの奇瑞を感じたということがある。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
というのも、池禅尼の助命をお聞き入れ下された清盛入道あってこそ、今この頼朝も生きておれるのじゃ。
— 第十一巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
作例 · 標準
その尼寺には、高徳な禅尼が静かに暮らしている。
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彼女は若くして出家し、禅尼として厳しい修行を積んだ。
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禅尼の言葉は、訪れる人々の心に深く響いた。
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