拝論
はいろん
名詞
標準
文例 · 用例
カアライルはその『英雄崇拝論』中に、この馬の描写に対して大なる讃辞を呈している。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
京山をして、山陽をしてこのテンプルの偶像たらしめば、カーライルをして「英雄崇拝論」に一題を欠きたりしを、地下に後悔せしむることあるべし。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
カーライルの『英雄崇拝論』を繙いてみると、ある古代のヨーロッパ語ではポエット(詩人)とプロフェット(予言者)とは同義語であって二者を表わすべきヴァーテスという語は別にあるとのことでありますが、前に申上げたおもろねやがりもきやのうちぬきまるも詩人・予言者を兼ねたヴァーテスの類であったろうと思われます。
— 伊波普猷 『ユタの歴史的研究』 青空文庫
滑稽なのは「ユダヤ的」批評という観念や、法律で鑑賞を許可したり命じたりすることではなくて、むしろ批評家無用論に帰するところのナチの創造芸術崇拝論の皮肉な宿命である。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
日本主義もそれが無知な非文化現象である間は問題が一目瞭然だが、それが日本精神文化とか国民伝統文化とかになって、一種の文化崇拝論になるとすでにこれに対する社会的批評は禁止されたようなものだ。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
芸術至上主義につらなるこの創造崇拝論、即ち鑑賞自体の賛美の類は、やがて「批評」の禁止と相呼応するものとなる。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
諸君はカーライルの英雄崇拝論を読んでいるでしょう?
— 佐々木邦 『首席と末席』 青空文庫
「君はカーライルの英雄崇拝論を読んだことがあるかね?
— 佐々木邦 『ガラマサどん』 青空文庫