そこら辺
そこらへん
名詞副詞
標準
hereabouts
文例 · 用例
そこら辺りにやしおの花が鮮に咲き、丸味のある丘には一面茶の木が鶯餅を並べたように萌黄の新芽で装われ、大気の中にまでほのぼのとした匂いを漂わしていた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
「おい、そこら辺に紙の皿があつたな、あれを出さないか。
— 牧野信一 『晩春日記』 青空文庫
喫茶店へ二回、うどん屋へ二回はいり、そこら辺当もなく、逍遙い歩いている内にだんだん夜が更けて来た。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
未だそこら辺をぶらぶらしていることに未練のある赤井は時間を打ち合せて、野崎と「ヴィクター」で落ち合い、一緒に下宿へ帰ることにし、豹一は一足先に帰り、良い頃を見計って、赤井の下宿で火をおこしながら待つ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
さらし地蔵のなぞも、そこら辺にしっぽがのぞいているかもしれねえ。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
――みろッ、そこら辺のまごまごしているわけえ者、おらのだんなのなさるこたあ、このとおり、いつだってそつがねえんだぞ。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
それにもかかわらず人々はその題を見てすぐ日常自分たちと混ってそこら辺にいる生身の好もしく又好もしからざる青年たちとしての学生を感じ、彼等の生活の姿を眼底に髣髴する。
— 宮本百合子 『生態の流行』 青空文庫
ぼうっと陽炎に霞んで程遠く西の彼方に天主教会堂の高く聳え立った鐘楼が見え、そこら辺りに高層建築が氷山のように群立っている。
— 金史良 『天馬』 青空文庫
作例 · 標準
この辺りには、美味しいレストランがそこら辺にたくさんある。
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僕の故郷は、日本のそこら辺にある小さな町だ。
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彼が住んでいるのは、この街のそこら辺だ。
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