お握り
おにぎり
名詞頻度ランク #10714 · 青空 58 例
標準
onigiri
文例 · 用例
よく泥棒を追っ払った」「さあ御ほうびにお握りを上げるよ」 とお父さんとお母さんが交わる交わるお賞めになりました。
— 夢野久作 『犬と人形』 青空文庫
おかみさんは赤漆塗りの鉢の上に笊を置いて、桶の中から半分|潰れた葡萄の粒を、両手に掬って、お握りを作るやうな工合にしぼりはじめました。
— 宮沢賢治 『葡萄水』 青空文庫
お姉さんを、警戒する前に、奥さまは、手近な前川さんの心臓を、しっかりお握りになっているといいんだわ。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
『濟まないが、お握りを三つほど拵へて呉れないか、海苔に包んで……』 不思議さうにこちらを見上げた妻は、やがて笑ひながら、『何處にいらつしやるの。
— 或る日の晝餐 『樹木とその葉』 青空文庫
或はおにぎりで、上野の動物園にゆくとき、いつもその前のおひるはお握りだった。
— 宮本百合子 『田端の汽車そのほか』 青空文庫
お握りを持つて行きませうか?
— 嘉村礒多 『滑川畔にて』 青空文庫
「ほんとうにそうなら――でもわたしには、何となく、まるで夢を見つづけているような気ばかりされて――」 と、彼女が、一そう強く、手を引きしめると、雪之丞も、緊めかえして、「夢でもござりませぬ――まぼろしでもござりませぬ――わたくしの手を、こうしてつよくつよくお握りになっておいでではござりませぬか?
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
唯円 永蓮様が、さっき本堂で永蓮様が(新しく涙をこぼす)私の手をお握りあそばして、ゆるしてくれとおっしゃいました。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
作例 · 標準
よく泥棒を追っ払った」「さあ御ほうびにお握りを上げるよ」 とお父さんとお母さんが交わる交わるお賞めになりました。