古廟
こびょう
名詞
標準
old shrine
文例 · 用例
」 と野中の古廟に入つて、一休みしながら、苦笑をして、寂しさうに獨言を云つたのは、昔、四川※都縣の御城代家老の手紙を持つて、遙々燕州の殿樣へ使をする、一刀さした威勢の可いお飛脚で。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
途次、彼の世に聞えた鬼門關を過ぎようとして、不案内の道に踏迷つて、漸と辿着いたのが此の古廟で、べろんと額の禿げた大王が、正面に口を赫と開けてござる、うら枯れ野に唯一つ、閻魔堂の心細さ。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
一つは朽ちたか、壞れたか、大破の古廟に形も留めず。
— 泉鏡太郎 『みつ柏』 青空文庫
民家の妻が妊娠中に死亡したので、その亡骸を村内の古廟のうしろに葬った。
— 岡本綺堂 『餅を買う女』 青空文庫
古廟叢祠|亦主者多し。
— 田中貢太郎 『令狐生冥夢録』 青空文庫
古廟の屋根が見えた。
— 田中貢太郎 『申陽洞記』 青空文庫
古廟は柱が傾き、簷が破れ、落葉の積んだ廻廊には、獣の足跡らしい物が乱雑に著いていた。
— 田中貢太郎 『申陽洞記』 青空文庫
それは昨夜古廟の中で見た姿であった。
— 田中貢太郎 『申陽洞記』 青空文庫
作例 · 標準
山の奥深くには、ひっそりと佇む古廟があった。
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昔の言い伝えによると、この古廟には神秘的な力が宿っているそうだ。
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荒れ果てた古廟を、村人たちが力を合わせて修復した。
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