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其処許

そこもと
代名詞
1
標準
that place
文例 · 用例
其処許も後学のために、奇体な腫物を覚えていてくだされ」 八郎は黙っておじぎをした。
田中貢太郎 人面瘡物語 青空文庫
「何が不孝じゃ、不義に陥ろうとしているところを、陥らせまいと思うて諌めておるのじゃ、其処許のような無道人に阿諛を云われて、人の道を踏はずそうとしているところを、はずさせまいとするに何が不孝じゃ」「もう、よし、云うな」 不快な顔をして坐っていた元親は、急に立ちあがって奥の間へ入ってしまった。
田中貢太郎 八人みさきの話 青空文庫
成程彼の言う通り、殆ど崖の縁近く凡そ六坪位いの地面が、其処許りは芝草に覆われないで、潮風に湿気を帯んだ黒っぽい砂地を現わしていた。
大阪圭吉 花束の虫 青空文庫
呼びとめられた彼等は、凜々しき聲を絞つて、そこもと等が先づ何者なるかを云へと詰つた。
伊藤左千夫 古代之少女 青空文庫
柵の外に立ちて列車の行くを送りしは独り間貫一のみにあらず、そこもとに聚ひし老若貴賤の男女は皆個々の心をもて、愁ふるもの、楽むもの、虞ふもの、或は何とも感ぜぬものなど、品変れども目的は一なり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
「一|書進上致しそろ、今日火急の御召にて登城致し候処、存じの外にも、そこもとを手に掛け候よう上意蒙り申候。
菊池寛 恩を返す話 青空文庫
されどそこもとには、天草にて危急の場合を助けられ候恩義|有之、容易に刃を下し難く候については、此状披見次第|申の刻までに早急に国遠なさるべく候。
菊池寛 恩を返す話 青空文庫
「むう、して、そこもとは何人の御内証と尋ねるうちに、門口より……見るに夫婦は二度びつくり、夢か現か、夫婦かとあきれて語もなかりしが、武部源蔵威儀を正し、「一礼はまづあとの事。
折口信夫 手習鑑雑談 青空文庫
作例 · 標準
昔の書簡には、相手を指して「其処許」と書かれることがあった。
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其処許の意見、拝聴いたす」と、上司は言った。
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其処許に座を設けた」と、主人は客に告げた。
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2
標準
you
作例 · 標準
其処許、何をされておるのか?」と武士が問いかけた。
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其処許の活躍、天晴れである」と殿様が褒めたたえた。
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其処許、この難題を解決できるか?」と彼は尋ねた。
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