平家物語
へいけものがたり
名詞
標準
The Tale of the Heike
文例 · 用例
けれども、北陸線の通じなかつた時分、舊道は平家物語、太平記、太閤記に至るまで、名だたる荒地山、歸、虎杖坂、中河内、燧ヶ|嶽。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
例えば平家物語等がそうであって、これ等はその内容上から、西洋の叙事詩と類属さるべき文学だろう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
しかし平家物語を韻文学として批判するには、その形式のあまりに単調一律であり、韻文価値のないことによって退屈する。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
物語の類、例へば太平記、平家物語、等は高等民種の中に歓迎せられたりと雖、平民社界に迎へらるべき様なし、かるが故に彼等の内には自ら、彼等の思想に相応なる物語、小説の類生れ出でたり、加ふるに三絃の発明ありてより、凡ての趣味の調ふに於て大に平民社界を翼け、種々の俗曲なるもの発達し来れり。
— 北村透谷 『徳川氏時代の平民的理想』 青空文庫
日本に於ける大叙事詩とも云ふべき平家物語に於ける平家の人々の頼りなさと、「風流」とは、この弊害を、そのまゝに現はしてゐる。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
祇園精舎ついでに「平家物語」をさらにひもとけば、平清盛はしゃれこうべの千万の大目玉と睨み合い、眼力でこれを雲散霧消させてしまったという。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
またわが『平家物語』における三位通盛の妻|小宰相の自殺の如きもこの類である。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
『平家物語』もしくは『方丈記』等は以て日本国民の産物となすべからざるか。
— 綱島梁川 『国民性と文学』 青空文庫
作例 · 標準
『平家物語』を読み進めるうちに、木曽義仲の悲劇的な最期に涙した。
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この舞台は『平家物語』のエピソードを基に構成されている。
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祇園精舎の鐘の声から始まる『平家物語』は、無常観を象徴する作品だ。
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